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    モリンホール(馬頭琴)とマンホールチルドレン
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      倍音S jpeg写真提供/天然芸術研究所
      今日は火曜日、Salon de AManTo天人では馬頭琴教室の日だ。
      僕も久々に馬頭琴(正式にはモリンホール)の手ほどきを受けた。

      あのモンゴルの民話「スーホーの白い馬」で有名な民族楽器、「馬頭琴」。
      品川先生は、今度10月3日のWEスペース下鴨でのライブの練習に余念がない!
      彼は僕の馬頭琴のお師匠様でもある。

      話は彼の仲間、「モン関西の広場」のメンバーは、モンゴルつながりの人のコミュニティー。
      メンバーの誰かしらが現地にいく事は多い。
      数年前の大寒波で、大勢の(注1)マンホールチルドレンや遊牧民が死んでしまったと聞いたが
      今はどうなのだろう?
      情勢は以前に比べて安定しているが、マンホールチルドレンはいっこうに減らないらしい。
      全人口の半数近くが都市ウランバートルに住んでいるのだか、政府がマンホールチルドレンの公正施設をつくっても、又、マンホールに戻ってしまうそうだ。

      一体なぜ?

      90年代、ソ連からロシアに。急速な資本化の波は人の心にまで浸透してはいない。
      特に貧困層の人々は、競争というものをしらず、いきなり稼がないといけないといわれてもカワイソウな話だ。最初はその言葉の意味を理解するのも困難だったろう。
      創意工夫を凝らせる一部の人以外は、羊を増やせなかったり、大寒波の時、
      十分な干草を用意できなかったり。いつものよう、政府が、何とかしてくれると信じ込んでいた人も大勢いた。そして、いつものように今度も何とかなると信じていたのだ。
      (つまりあの歴史的寒波の被害は天災というより人災なのかもという事だ。)

      そして今ではソ連崩壊後10数年たって、マンホールチルドレンたちの間で子供が生まれるようになった。これは、大変な事を意味する
      世代を超えれば、彼らは一つのトレイブとなる可能性さえある。
      つまり、自然を生き抜く遊牧の民の知恵は彼らには最初からないのだ。
      そして、競争社会の正しい意味すら、ろくに教育されないままなので西洋型労働には適応できない人もでてくる。そして砂漠にすむ民が森に憧れを持たないように、
      最初からマンホールが原風景の子供たちにとって、そこを何とかしたいと思わないのだ。
      だってそれが故郷になるのだから。

      冬ー50度になる土地柄ではマンホールしか生きる場はない。
      だから都市の公正施設で労働を覚える事を強要(彼らにはそう感じるという意味)されるより
      気楽な仲間のいるマンホールに帰ってしまうのだ!

      子供たちに必要なのは真の教育だと思う。
      彼らにとって、与えられた仕事をこなすと生きていけるという意味は、もう共産主義的な保障を伴わない。
      伝統に対する遊牧の民の誇りを蘇らせて、世界に興味を持ち、好きな事を学ぶ喜ぶ。
      成長する喜びをしる事が大切だ。
      そして今度は学んだ事で社会に役立てる喜びを知り、
      天職をみつけ、
      他のために役立てる事の幸福感を学ぶ事が必要だ。
      えっ日本人でもできてないって…
      それはそうかもしれない。
      しかしものあふれる日本よりこの真の教育はモンゴルのほうができる可能性が高いと思う。

      何故か!

      人は社会で生きる動物だ。マンホールチルドレンいやマンホールピ−プルが、
      地下に戻っていくのは、生きていくためにしかたないという理由もあるだろうが
      本当の所はどうだろうか?私なら無理やり連れ出された場所より、
      仲間のいる場所がいいと思う。
      友達や愛する人とできるだけ一緒にいたいのは人間ならば当たり前の本能だ。

      つまり彼らの幸福の価値観は、物の豊かな生活より愛あふれる生活なのだ!
      愛するものの為に生きる。この伝統的価値観が残っているのがモンゴルだ。

      ではいったいどうすればいいだろう!
      政府やNGOはマンホールから連れ出すのではなく、
      マンホールに入ってそこでの彼らと活動するべきなのだ!

      仲間のために教育を受け、働く本来の意味を思い出せたとき
      仲間が幸せになると理解する。その時彼らは初めて学ぼうとするし働こうとする。
      時代に適応し未来の社会を作ろうとする。この瞬間。この問題に未来が開けてくる。

      友達として亡くなった馬を偲んで、その骨で作られたというモリンホールの神話は、
      私たちが大切にしないといけなかった価値観を思い出させてくれる。

      だから僕はモリンホールが大好きだ!



      (注1)マンホールチルドレン/一般にいうストリートチルドレンだがモンゴルは寒い。
      だから皆マンホールにすんでいるのでこう呼んでいる。
      ちなみに僕らのイメージする狭い下水の通るマンホールではなく
      各ビルにソ連時代に作れらたセントラルヒーティングの温水が通るパイプを通すための
      マンホールだ。だから平均気温は20度前後あり、かなり快適らしい。

      バマー

      AManTo天然芸術研究所

      | パフォーマンス | 12:36 | comments(5) | trackbacks(0) |
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        コメント
        イマワタシタチハマンホールチルドレンニツイテベンキョウシテイマス。ドウカシリョウノゴテイキョウヲヨロシクオネガイシマス
        | カミーユ. | 2005/01/28 2:29 PM |
        カミーユさん
        マンホールチルドレンについてですね。
        僕でどこまでできるかわかりませんが
        動いてみますね(^^)/
        直接メールすればいいのかな?

        しばらくお待ちください!
        | JUN | 2005/02/01 1:36 PM |
        おもしろい
        | 。kll:llぽ | 2005/07/22 8:19 AM |
        うそ
        | | 2005/07/22 8:19 AM |
        世界にマンホールチルドレンなどは、何人位いるんですか?
        | popo | 2005/08/30 11:44 AM |
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