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ライフワーク「EART」を求めて発展途上
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    本番前夜…不思議な夢
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      明日は僕が出演させていただいた日比国際平和演劇の上映がある。
      戦中激戦区だったフィリピンの北ルソンでの物語…
      ぼくはそのオープニングアクトで一人で能面を使い全役をこなす舞踏劇をやります。http://amanto.jp/tengeki/index.htm#02

      その夜は隣の天人の劇場「天芸」で19:30からソロパフォーマンス!
      http://d.hatena.ne.jp/dancingjun/20100403頑張るぞ!

      お相手は琵琶のルーツ楽器トルコのウード。
      約1時間の即興。僕はフィリピンで伝授されたシャーマンの極意がでるように
      1週間の断食中!




      今日はイルカパパ事、正光先生が、明日見に来れないけど頑張れと、日本の塩を使った清めの方法をわざわざ教えに来てくださった。


      本当に皆さんに支えられている…感謝ひたすら感謝です。


      だから僕も少し不思議な体験を皆さんにシェアする事にします。




      本番直前不思議な夢を見た、とてもリアルすぎるぐらいリアルな空想の世界だった。


      僕は敵と戦うためその場所にやってきた。

      それはどうしても戦わなければならないと夢の中で僕は自覚していた。




      相手は…




      キングコングほどもある大仏さんのような人物。
      目の前で座禅を組んで座っている。


      僕は戦いを挑み、身構える…彼の両腕が伸び、迫ってくる。





      僕は動けない…
      金縛りではない…迫力でどうにも出来ないのだ。




      僕を包み込むように彼の両手は僕を包む。





      彼の手には大きな弓が握られていた。


      僕はいつのまにかその弓を握らされている。

      …抵抗できない。

      本当に静かに彼は言った。

      「矢をつがえよ…そして放て」


      僕は弓を引く…大弓はとてつもなく重い
      彼は手をそえ手伝ってくれている。



      彼がいう


      「違う、弓を引いてはならない…」



      僕は困惑した








      すると彼はこういった

      「お前はどこにいる」







      僕は答えた




      「大地に立っている」






      しばらく沈黙があり、弓を構えたまま僕が地面を見ていると





      「お前はどこにいる」また同じ質問だ…





      答えをさがし僕は





      「天の下にいる」…と答えた。









      彼は「弓を構えよ」と再び…。


      見上げた天から矢を構え引きしぼる。

      何の力もいらない…。






      彼はこの間ずっと僕の後ろから手をそえ弓を引くのをサポートしてくれている。

      それほど弓は大きく強い…









      「何が見える…」


      僕はそのまま目標を見定めた。
      目の前には大きな大きな山が見えた。

      どこを狙う事も出来ないほどの大きな山が、遠近法を無視して僕の前に
      悠然と静かに横たわっていた。

      (きれいだ…)

      そう思った瞬間、彼は


      「放て…」


      矢は一直線に山に向かい、消えていった。









      すると上から声がした。
      「矢はどうなった」




      「消えました」








      「それでいい、お前が大きくなることだ」




      僕はストーリー的になんらクライマックスのないこの話に

      なぜか号泣してしまう。

      地面にしゃがみ込み見上げるとそこには誰もいなかった…








      目がさめると僕は本当に泣いていた。


      父が亡くなっても泣かなかった僕が…








      あした頑張ります。
      | | 04:14 | comments(29) | trackbacks(0) |
      夢の洋館 3
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        夢の洋館2からつづく…

        僕は5人の男女をつれて戻って来た。
        この夢世界では、心で思っただけで必要な人と連絡がとれ、協力を
        要請できる。

        僕は洋館にいる、「時の止まった少女」を救出すべく、
        彼女の心の扉を開いていけるであろう人を探した。

        僕の要望に答えてくれたのは
        20代前半の青年
        60代の初老で白人のおばあさん
        学者風の長身の男性(ロシア系?)
        少し小太りの黒人男性(労働者風)
        後一人はよく思い出せない…。

        彼らを連れて
        洋館に戻って来た。

        集まってくれた夢の達人たちは
        いずれも僕にも深い縁がある人のようだ。

        洋館の中庭に戻ると、僕ら6人を
        少女が迎えてくれた。
        いや、さっき分かれた門の所でずっと立ち尽くしていたようだ。

        「ただいま、この人達を迎えにいっていたの…。」

        彼女は静かに、うなづき、手で中に入るような仕草をした。

        すると…20代の青年は少女に駆け寄り行く手を遮る。
        「帰ろう…。ココから出るんだ」

        いきなり確信に迫った彼の言葉に、彼女を目を丸くするだけだった。
        彼の目には涙が滲んでいた。
        すると僕の心がシンクロして彼の波長が僕の胸の奥深くとリンクする。
        夢の中なので個人の境界は大変曖昧だ。

        すると、なんと、彼は僕自身だったのだ…。

        いや、正確には僕の生まれる遥か以前の僕の姿だった。

        その時代、僕は彼女と恋人同士だった。
        田舎で煙突を作る職人の家に生まれた僕は、
        彼女を愛していた。

        夢の世界は自由だ。時間の流れは過去から未来へと数直線上を単調に進むのではない。
        各時間は場所として同時に存在していて、夢という便利な時空で交流できる。
        もちろんそれはその人が夢に関して、かなり良く修行できていないと無理である。
        だから時空を超越して夢世界を行き来できる人はわずかである。
        夢に前向きで自由な人同士の特権である。

        だから、各過去世の自分は平行に存在し、各時代で別人として生きている。
        それぞれのその時代の特徴を持ち寄って活躍する事も可能だ!
        まさに夢のような話?

        他の協力者も数人は僕の過去や未来の自分らしい。
        どうやら、僕は彼に協力を依頼しているつもりで、
        彼の願望にシンクロして協力させられていたのかもしれない。
        くやしいが、やはり現実でも、夢でも不可能を可能にするのは愛の力のようだ…。

        虚ろな彼女の瞳は、彼の愛の言葉で次第に輝きを取り戻してきたようだ。
        すると、白人のおばあさんが話しかけてきた。

        「あまり先を急いではいけないよ。
        このあたりで休憩でもしてみたらどうだい。
        そうだ、せっかくだから皆でお茶でも入れて飲もうじゃないか…。」

        我々は中庭でお茶を楽しみながら、ゆっくりとした時間をすごした。
        すると、リラックスしたのか、彼女が突然話をしだした。
        「私はどこにいるの?ここはどこですか?」

        僕は彼女に出来るだけ判りやすいように説明を試みた。
        ここは夢の世界。
        「君は、今なんらかの理由で昏睡状態か、深い催眠をかけられて現実世界では恐らく眠り続けている。
        この世界は本来貴方がくるべきでない世界だ…
        そして貴方は夢世界で迷子になり、
        迷子になったことも忘れてしまっていたのだ。」
        と説明した。

        彼女はじっと僕を見つめていた。
        その透き通るような深い眼は同じだか、目の奥にハッキリと力が戻っている。

        夢の世界で時間はあまり重要な意味を成さない。
        だから、彼女が、どれだけ迷子になっているのかはわからない。
        (現実世界では一瞬かもしれないし、何年もたっているのかもしれない)

        こちらでは時間の長さより深さが重要視される。
        深い夢ほど現実より遠い場所という事だ。

        いや現実すらその夢の一種であり、ある粗雑な物質で基本粒子を構成された場所の一つにすぎないのだ。

        他の協力者は、ほどんど何もしゃべらない。
        だた傍にいて微笑むだけだ…。
        なにか見えない力で彼女の周りの空間をサポートしているようだ。

        彼女は洋館を出る決意をした。彼に肩を抱かれて、敷地の外にでた二人と別れの時が来たようだ。
        二人は森の奥に消えていった。
        なんどもこちらを振り返りながら、二人で旅立っていった。

        二人が見えなくなると、
        挨拶もせず、協力者たちは思い思いの森の中へと消えていった。

        僕は、静かな森の中で一人取り残された。
        太陽の日差しがまぶしく、熱いくらいだったのを良く覚えている。
        (そういえば、この森に夜はないなあ…。)
        そうずっと昼間ままなのだ。
        感覚としてはかなりの時間が経過している。
        二人は無事戻れたのだろうか…それともあえて戻らず二人で旅を続けているのだろうか?

        僕は僕の本来行くべきだった青い洋館に静かに歩いていった。
        振り返ると彼女のいた洋館はもう姿を消していた。

        さっきまでの事は、本当だったのか…半信半疑で今は森になってしまった洋館跡に向かう。

        そこに彼女のかぶっていた帽子が残されていた。
        やっぱり夢じゃなかった…。
        彼女の帽子をかぶってみたが僕には少し小さい。

        そこまで考えて自分で苦笑してしまう。
        誰も見ていないのに思わず帽子で目を隠す
        (そうか、元々、全部夢の世界だったよな、ここは…。)

                                    終わり

        バマー

        AManTo天然芸術研究所
        | | 04:32 | comments(8) | trackbacks(0) |
        夢の洋館 2
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          彼女に少し遠くから話しかける。
          「こんにちわ」
          年の頃は18〜9歳だろうが少し大人びてみえる。
          少しくすんだ赤いワンピースはとてもシンプル。素足である。
          今が陽気のいい季節である事を示してはいるが、なんだか彼女の性格まで
          現している気がする。

          大きくマツゲの極端に長い目は、虚ろでハッキリこちらを見ているかよくは判らない。
          小さい聞き取れないぐらいの声で「誰…」と答えるが、
          僕に対しての言葉というより、それは、独り言に近い…。

          やはり迷いこんだ子のようだ。
          ここに自力でこれるぐらいなら、初対面で公開された情報は瞳を見れば、お互い認識できるはず。
          「一人?」
          「そうだよ。」
          「何してるの?」
          「別に…。」
          あまり会話にならない。
          「お腹すいたなあ」
          ぶっきらぼうな僕の質問に彼女は少し微笑んだ。
          「お食事しましょう、私もお腹好いた…」

          中庭伝いに廊下を通って台所に連れて行かれた。
          大きな窓は沢山あるけどガラスはない、床は大理石、全体的にひんやりしている。
          大きな石のテーブルに座ると彼女の前にはいつの間にか食事が用意されていた。
          向かいの席には僕の分であろう食事も用意されている。
          「誰が作ってくれたのかな?
          僕が来るの知ってた人がいるの?」
          彼女は表情を変えることなく虚ろな眼差しのまま…
          「しらない、お腹すいてココに来るといつも用意されてるから…。」
          「ここは長いの?一人で寂しくない?」
          少し長い沈黙のあとスープを口に運んでいた手が止まった。
          「ずっと一人よ。最初から…寂しいって意味がよく解らない。
          貴方が来て嫌ではけど、私は今一人の生活に満足してる…」
          幸せがどこから森が提供してくれている夢だという事は考えもしていないようだ。
          なぜ食べ物がでてくるか、いつからココにいるのか…まったく考えようとしていないみたいだ。
          なんだかわからないけど、幸せだからいいや…といった所が。
          このまま彼女は何十年たってもここにいるだろう、年もとらずに、
          変化は彼女にとって意味のない言葉でる。寂しいとか楽しいは前と比べていう場合の多い
          時間の感覚を必要とする相対的な言葉だ。だから、変化のない完璧な安住の地で、彼女は
          それらの人を輝かせる言葉を記憶の彼方に忘れてしまっているのだ。

          ここにいられるには、自覚して自分の意思で来ていることが最低限の条件だ。
          つまり、言葉を忘れず、変化や時間の美しさとココの幸せを両方しった上で選んでここにいる意思があることだ。
          それがココから出るときに必要な感情だからだ。

          彼女はこのまま森の歓迎を受けても、森に恩返しする事も思いつかなければ、
          現実に帰って、ここでの学びを生かそうともしない…ある意味、森の虜でもある。
          森はそんな彼女にココからでる手伝いを僕にさせようとしているのだ。

          心を開いていない彼女の瞳を見ても僕は彼女が誰なのかさえ、ほとんど何も解らなかった…。
          しかしどうやら彼女は、何らかの理由で薬物か、何かの催眠療法で深い深い眠りに入りここに迷い込んでしまったらしい。


          散歩をしたり、食事をしたりして広い屋敷の中で、色々彼女の行動に付き合ってみた。
          しかし、彼女には、他人に対する興味も外の世界、(この夢の世界の屋敷の外にすら)まったく興味がないのだ。
          僕は美しい彼女のそのあまりに美しく平穏な心に、何かするべきなのか迷った。
          彼女が自己逃避にしろ、催眠術のせいにしろ、ここにいるのは事実、僕はそれをどうにかしていいのだろうか?
          彼女の幸せを変える権利が僕にあるのか?小鳥に話しかけ、本を読み、空を舞う鳥を幸せそうに眺める彼女を見ていると
          このままココを立ち去ろうと考え始めていた。

          人は他人を変えることなど、できないものだ。
          変えられるとすればそれは自分だけだ。
          相手を変えようとするから自分に苦しみが沸くものだ。
          相手を信じて待ち、自分がなぜ心に苦しみが生まれるか、反省し自分が変われば
          多くの問題は解決するものだ。
          何故って変化には(それも成長的変化には特に)希望の光が必要なのだから。
          ある種、彼女は完成されている。嫌悪がなく、欲がなく、足る事をしって、人に迷惑をかける事も、
          不快にさせる事もない。愛されたいという欲求すらない。これが彼女の人生で勝取った境地であり、生き方なら
          何も問題はない…。

          僕は赤い洋館をでて一人森を歩き、近くのもみの木の下で、考える事にした。
          目の前には僕が行くべき青い洋館が建っている。


          いや待てよ。もし僕がココにいる意味がないのなら森が僕をここに、よこすだろうか…
          同じ場所に2つの洋館が現れるはずはない。ここは「一人で来るべき森」なのだから…。
          何か意味があるはず…何か…。
          いやもしかしたら彼女の意思を試すために僕が呼ばれたのだろうか?
          いずれにせよ。推測の域を出ない事ばかりである。
          森は何も語らない。
          空にはユリカモメが舞っていた…。

          生きるという事は他と関わっていくものだ。
          この夢世界ですら、互いが相互協力で多くの人の心のバランスと気づきを得る世界を維持している。
          この夢があるから、どんな悪人でさえ、本来は、皆、よき大人になりたいと成長してきた事を思い出せるのだから…。
          彼女はここにいつづけるにしても何か自分のできる事を森に還元するべきだ。

          しかし現実世界ではおそらく昏睡状態の彼女を世話してる誰かいるはずだ…。
          そういう意味で彼女の境地は、物理的に作られたもの…つまり、彼女の意思がどうか…。

          (ウン?ユリカモメ?この森は海に面しているのか!)

          すると背後から突然声がした。

          「いつも飛んでいるのよ。夕方になると…いつもあーして皆でぐるぐる回っているの。」

          彼女だ!

          「ぼ、僕を探しに来てくれたの?」

          「そうよ、そろそろ夕食の時間なのに貴方の姿見えないからどうしたのかなと思って…」

          いつもの大きな、けれども虚ろな眼差しで僕をまっすぐ見る彼女がそこにいた。
          (間違いない彼女は自分の意思で洋館を出た。そしてここまで歩いてきたのだ。
          彼女の中で変化が起こっている。彼女は深いところでは現状を満足してはいない…!
          彼女がいつも眺めていたのは、空ではなくユリカモメだったのだ!
          彼女がもしかして渡り鳥にあこがれていたとすれば…!)
          そうかそれだ!


          僕は立ち上がって今日は一人で夕食をたべてと彼女に話した。
          「君に見せたいものがあるんだ、少しでも早く、必ず戻ってくるから待ってて」
          そういい残すと僕は森の出口に彼女を跡にして走りだした。
          振り返ると彼女は一輪の花を手に静かに立たづんでいた。
          (あの花はもしかして…僕の為に…?いや彼女に限ってそんな)
          僕は森の出口いつもこの夢世界に降り立つ場所を通り過ぎ、風に導かれてまっすぐ走った。
          なんだがとても嬉しくなって…すると視界が開けてくる
          (海か?)
          立ちつくす彼女は点のように小さくなってもまだそこにいた。
          目の前には、真っ青な海が広がっていた。    つづく…。

          バマー

          AManTo天然芸術研究所
          | | 14:05 | comments(5) | trackbacks(0) |
          夢の洋館
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            僕のリアルな夢をみる。そしていつも同じ場所に行くことができる。
            夢はカラーで臭いも痛みもあるから現実との区別はつきずらい。

            今回はある森の中にある洋館にいった。
            僕は、その森の中を歩いていく。
            「安住の館」と呼ばれる其の場所には看板も案内もない。
            全体は赤い色で統一され、森の中に建たずむその姿は、見るものを圧倒する雰囲気がある。この透明な圧力はどこからくるのか…?

            長い間、手入れをする者もなかったのか、少々薄汚れた概観。
            しかし庭は何故かよく手入れがされていた。

            夢の中でそこは自分の其の時の心の状態をもっとも安定させる館が、念じるだけで出現するという大変都合のよい設定になっている。
            通称、「心を読む森」の中にあるエリアのひとつだ。
            森は全体で生きており、それ自体、強烈な思念波をだしる。

            場所によって、ディスカッションをするエリアや、恋を語らうエリア、他の動物の長老から知恵を学ぶエリアなど多くの地域に分かれている。
            実際には僕はこの「一人で入るべき森」ぐらいしか知らない。

            共生のシステムで出来ている森は、訪問者に、まず、一番必要なサービスを形として来訪者に提供する。
            それはこの森を守り、そしてひっそりと心ある人に秘密にしておく事を私たちに無言のうちに求めているのだ。

            とはいっても、この森はかなり夢見ることに熟練していないとたどりつけない場所。めったにやってくる人はいない。
            しかし、世界を旅する夢の使者(注1)の間では大変人気のスポットだ。

            僕はその洋館を見て一目で僕のオーダーではない人の場所である事がわかった。
            しかし僕の場所はこの辺りのはずだ。

            ふと振り返るとそこにもう一つ青い洋館が対峙しているではないか…。
            おかしい…森が同じ場所に二人を呼ぶはずはない…。

            森が僕に何かを語りかけたくてこんな事をしでかしたに違いない。

            僕はゆっくりと赤い洋館の中に入る。
            北欧風外見と違い中は南米風の家具で統一されていて明らかにココに人がいることを示していた。
            思念がゆっくり動き、内装は趣をゆっくり主人に合わせて変えていく。
            外と中が、一致しないのは、その人物が夢に対して熟練者でない…つまり「迷い人」である事を示していた。

            降り注ぐ太陽は、部屋の大きな窓から奥深くまで明るく照らし、ここちよい風が吹き込んでカーテンを揺らしている。

            部屋の奥に向かうとそこには中庭があるようだ。
            建物はコの字をしており、この心地よい風の流れは中庭と外壁の窓を通るルートで流れていた。
            中庭は、どの部屋も一日中明かりと風を十分に提供するのに役立っているようだ。

            一番奥の部屋の中庭に面した揺り椅子にその人は静かに座っていた。

            服装から女の子のようだ。僕はゆっくり彼女に近づいた…。つづく…。


            (注1)夢の使者
            夢は多くの具体的な場所が繋がって存在し、この世界の構造を支えバランスをとっている。それはイメージといった抽象的なものではなく、意識として
            具体的な構造を持っているようだ。
            これに対しイメージだけで見る夢を雑夢といい、内容は何かを象徴していたり、暗示や示唆を曖昧に含むのでその真意を汲み取るのは大変難しい。
            夢の使者はその夢大陸の世界を廻り、場の連携を監視、保護しているパークレンジャーのようなもの…。
            彼らは本物のメディスンマンでもあり、治療家でもあるそうだ。
            多くのイメージコントロールやイメージトレーニングが原因を取り去る根本療法ではなく、対処療法であるのに対し夢の使者たちは
            そのイメージを生み出す意識そのものにアプローチする。
            それは個人だけでなくその人の繋がる環境まで影響を与えるという。
            (初歩のイメージトレーニングだけでは個人の脳の中が気持ちよくなったり、落ち着いたり、楽しくなったりするだけだが、根本療法の場合だと、環境が動く鷹が道案内をし、ウサギが語りかけ、天候が変わるといった具合に…より連動的である。他の夢と繋がっているから…)

            バマー

            AManTo天然芸術研究所
            | | 21:17 | comments(3) | trackbacks(0) |
            今日は夢のお話「心のアトリエ」
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              僕の夢の中でいつも行く場所がある。
              そこはフランスのある古いお城跡。お城にしては少し小さいが単なる時計塔にしては大きい。
              昔何かの記念に建てられたようだか、今は誰も知らない。
              ただ、この田舎町が出来る前、ここは深い森でその建物だけが建っていたそうだ。
              今は大きなレストランになっていて増設された建物で今はホテル業も営まれている。
              しかし、この施設の一番古い塔の最上階には、今では一般に使われなくなった部屋がいくつかある。
              そこは限られた人がけが行ける特別な場所になっている。
              手動で開ける古びたエレベーターを上ると、そこに行けるようになっている。
              どうやらそのエレベーターはそこへの直通エレベーターになっているようだ。
              オーナーを知っている常連だけが泊まれるその部屋は広さは20畳ほど。
              縦長の窓がいくつもあって、その上部は
              円形になっている。質素な佇まいにシンプルな椅子とテーブルがある。
              部屋の片側の窓から下を除くと、隣接した建物の吹き抜けドームを見下ろせる。
              そこは巨大なティーサロンになっていた。
              巨大なホールの中を贅沢に使ったそのサロンでは、
              世界中から集まってきた芸術家やパトロン、バイヤー、顧客が集う。
              思い思いに絵の買い付けや商談をしている。


              部屋は別室にも繋がっている。
              サロン側の反対にエレベーターが到着するのだが、
              そのすぐ隣にはこれまたシンプルなキッチン。
              基本的に食事は世話してもらえるが、自炊も可能である。
              もちろん町に出て行って食べてもいい。
              僕は多くの場合そうしている。

              その隣には宿泊部屋より何倍も広いアトリエがある。
              とても広く天井も高い。壁は綺麗な白一色に塗られ、様々な絵画が書きかけで置かれている。
              そこに入る事を許されたアーティスト達の共同の場所になっているのだ。
              置かれた絵画の作風から、少なくとも4〜5名はいるようだ。

              今日、出会ったのはアフリカ系移民のフランス人とその友人。
              何度も描き直しながら、「違う違う」と筆を動かしている。
              その共同アトリエに僕のと同様の部屋がいくつか繋がっていて彼らはそこにいる。

              大きな白いアトリエを抜けると蓄音機が並んだ部屋に着く、
              そこはMr.快田氏の部屋。
              我々の世話をしてくれる、ここの使用人だ。
              日本語は話せないが、いつも何とかなっている。

              厚底ビンの底のようなメガネをかけた小柄な初老の男の肌は浅黒く、
              歯並びは悪いが白さが印象的な歯が、彼の几帳面さを物語る。
              蓄音機は彼の趣味で、大型のものは少なく、卓上タイプのポータブル機ばかりだ。
              少しずつ集めたのであろうその蓄音機は、いつでも動作可能にピカピカに手入れされ、
              私たちの面倒をみる以外、彼のここでの時間の多くは、この愛すべき箱の手入れと屋上の花の世話に費やされる。
              このような場所が世界に数多くあり、口コミだけで、繋がっている。
              知る人だけが最高の創作活動をしながら世界を廻れる。
              そこで皆が各地で学んだ知恵を情報交換し、互いにシェアする教師のいない学びの場でもある。

              絵を買いに来る顧客たちや、各地の舞台のスカウトマン、アート好きの環境客の集まる場所でもあるから、我々には一挙両得だ。
              ここに集う人たちが行けない場所にその宿泊施設とアトリエ、快田氏の部屋以外、屋上の花壇がある。
              快田氏の趣味でもある花作の腕は素人離れしたものがある。
              年中花が絶えないよう工夫されているその花畑は、
              無造作に置かれているようで、くつろぐ我々の目線や距離、臭いまで細部にまで気が配られている。
              花は私たちの目と鼻を楽しませてくれ、創作活動に疲れると皆ここでくつろぐ事にしている。

              その町にその塔より高い建物は存在しない。
              その屋上の秘密の花畑も眼下の路上からは見えない構造になっていて、
              僕らがそこに泊まっていることも、よほど体を乗り出して道行く人に話さない限り見つける事は出来ない。

              僕はそこで絵を描いているわけではない。
              基本的にはノンビリしに行くだけだ。

              屋上からはその小さな田舎町を一望でき、
              そこで歌を歌ったり、昼寝をしたり、
              そこで出会う人と話をし、色々なインスピレーションを得る。

              その日はその場所に友人を連れて行った。
              そこは、一度その施設の利用者に連れて行ってもらわないと利用する事は出来ず、
              そこで何をしたいかを尋ねられて、紹介者達が気に入れば、スケジュールが
              重ならない限り利用出来るシステムになっているのだ。
              何せ夢の世界なので、場所がわかっても常連に連れて行ってもらわないとそこへはたどり着けない。

              現実とすぐ隣にあるのに非公開な場所なので予約もメンバーの誰かを通すしかない。
              自分で自由に行けるようになるには、かなり常連になって夢慣れしないといけない。

              便利なのは国外でも、どこでも、距離や時間を無視出来る点だ。
              夢の世界をいったん通るので、一瞬で到着出来てしまう。
              とても都合よく出来ているのだ。
              ただあまりに素敵な場所すぎて、頭の安全装置が、そこから帰るとき、
              その場の記憶を持ち去ってしまう事がよくあるようだ。
              いや実はほとんど場合、そこでの記憶は忘れ去られる。
              その場所での記憶を持ち帰る事が出来るのは、
              そこでの体験に飲み込まれず、
              現実世界の役割を思い出して帰る勇気を持てる人。
              現実逃避にならず、そこでの交遊を通して学んだ知恵をこの世界に役立てる
              努力を出来る人に限られるのだ。

              残念ながら今まで多くの友人を連れて行っているのだか、記憶を持ち帰れるのはまだ僅かしかいない。
              自分の幸せは他の人の幸せの要の為に現実化する法則に気づかす。

              今までその夢の世界にやってきた多くの人は残念ながら夢の本質を学ばずここにやって来たようだ。
              その本質とは、
              「自己の夢実現に奔走する夢追い人は、永遠に夢に追いつくことが出来ない」という事だ。
              本当は夢に追いつき、使いこなすところから、自分の時間と自分の役割を
              思い出し、本当の利他が始まるのに…。
              多くの「夢つむぐ人達」の影の奉仕の成果を自分の実力や運のおかげに勘違いしている人は多い。
              自己の力か願望達成の念力と思い込むか、よくて私についてくれている慈悲深い光の天使のサポートが自分を成功に導いてくれていると思い込む。
              こういう人は夢がかなった事を喜び感謝は出来るが、
              なぜそうなったかは理解出来ない。なんだかわからないけど夢がかなった。だから自分は凄い…のだ。

              そんな成功者には、なんだかわからなくていいから成功したい人が集まるようだ。
              そんな人はここに連れてきても、花の美しさも出会った人の美しさも理解すら出来ない。
              圧倒され、呆然とするか、満面の笑顔で自分の夢にどう利用出来るかばかり考え、夢から覚めたとき、案の定学びの記憶をイメージ以外は持って帰れない。
              当然、成功する人もいるが個人主義でそれが誰かの役に立つ事は稀である。(成功したとポジティブに思い込んでいる人も多いが…)

              夢が無尽蔵にあり、開発しても汚れもしないと思っている無知の現われだ。
              夢も環境も循環し生成される生態系の中で一定の美を保っているのだ。
              我々の言う「夢の消費者」たちは環境を破壊し、権力を好み、団体を組み、より効率のよい成果を求めて競争する。争いも産まれる事もある。
              一人ひとりが緩やかに、与えるために繋がっている「夢つむぐ旅人」たちとは、だいぶ違うのだ。
              皆さん、この夢物語どう思われました?
              この話を聞いて、なんとなく聞き覚えのある人は夢でご一緒しているのかもしれない。

              バマー

              AManTo天然芸術研究所
              | | 10:19 | comments(6) | trackbacks(0) |
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